100万円もらったら何に使おう…。
そんなこと考えてワクワクしたことのある人も多いかと思います。
でも、これが反対に借金になると、一気に気持ちが沈みますよね。
100万円の借金を返済しようと思うと、かなり憂鬱な気持ちになります。
でも100万円の借金というのは、思わぬところで誰にでも起こりえます。
会社の倒産やギャンブルなど、その理由は様々ですが、共通しているのは簡単には返せないということです。
ここではそんな100万円の借金を返済する方法と、どうしても返済できないときの対処法について紹介します。

100万円の借金を返すには長い時間がかかります。
このため、コツコツ返済していくのか、返済を諦めるのかの判断をする必要があります。
もし複数の金融機関からお金を借りているのであれば、おまとめローンなどを活用して無理のない返済計画を立てましょう。
おまとめローンで借金の一本化ができないときや、そもそも返済が苦しいときは、債務整理を前提に弁護士に相談することで、借金問題を解決できます。
100万円の借金を返済するということ
100万円の借金があって、毎月コツコツ返済しているはずなのに、借金がなかなか減らない…。
そんな方がこのページをご覧になっていると思います。
100万円の返済なのに、利息で130万円になることも!?
例えば、100万円を年15%の金利で借りたとしましょう。
毎月3万円の返済だとすると、完済までに3年8ヶ月かかり、総返済額は1,295,791円です。
100万円借りたときに支払う利息が、約30万円近くになることがわかります。
これでは、いくら返しても借金が減らないと感じてしまうのも頷けますね。
毎月3万円も返済しているのに、最初の10ヶ月は利息だけを返済しているようなものです。
終わりが見えなくて嫌気が差してしまいますよね。
それだけ100万円の借金というものは大きな借金で、返したくてもなかなか返すことが難しい金額でもあります。
このため、100万円の借金に対しては2つのアプローチ方法が考えられます。
なんとしてでも返すのか、それとも返済が苦しくて生活が成り立たないため、返済を諦めるかのどちらかです。
複数の金融機関から借り入れをしている場合
もし100万円の借金が複数の金融機関からの借金だった場合、月々の返済額も多くなります。
なおかつ毎週のように返済のために動き回らなくてはいけません。
精神的にも肉体的にもきつい状態になっているかと思います。
そんなときは、複数の借金をひとつにする「おまとめローン」の利用を検討しましょう。
おまとめローンとは、抱えている借金をひとつにまとめるローン
おまとめローンとは、複数の金融機関から借りているお金を、ひとつの金融機関からの借金に一本化するものです。
おまとめローンを利用すると、次のようなメリット・デメリットがあります。
おまとめローンを利用し、月々の返済額が減ることで、どうしても返済期間は長くなります。
しかし金利が下がることで、利息の増額を抑えることができる場合があります。
そのため、複数の金融機関から借金をしているときは、おまとめローンを利用することで完済しやすくなります。
1社から借りている場合は「借り換えローン」も視野に入れて
ですが、1社から100万円を借りているような場合があると思います。
この場合、金利の低い商品や月々の返済額の少ない商品に借り換えをすることで、返済を楽にすることができます。
これを「借り換えローン」と呼び、おまとめローンと同じく金融機関各社で取り扱われています。
なんとしてでも借金を返そうと考える場合は、おまとめローンや借り換えローンの利用を検討してみましょう。
おまとめローンの審査に落ちたときは
おまとめローンや借り換えローンは、100万円くらいの借金の返済においてとても有効な方法です。
しかしこれらのローンにも審査があるため、誰でも利用できるというわけではありません。
審査落ちした場合は、これまで通り、100万円の借金と向き合わなければいけません。
また、おまとめローンを利用しても、その返済が生活を圧迫しているというようなケースもあります。
いずれにしても生活がギリギリで、なんとかして借金生活から開放されたいはずです。
そんなときは弁護士に相談して、債務整理の検討を行いましょう。
債務整理の種類と、選ぶべき方法について
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
- 特定調停
債務整理と言っても、上記のようないくつかの種類があります。
100万円くらいの借金の場合は、借金額が少額すぎるため、個人再生は使えません。
会社員としての収入があるなら、生活改善で返せるはずということで、自己破産も申し立てが通らない可能性があります。
そのためほとんどのケースで、任意整理を選ぶことになります。
任意整理とはどのような債務整理方法なのか?
任意整理とは、債権者と債務者(もしくはその代理人)が話し合いをして、実現可能な借金の返済計画を立てます。
多くは弁護士に依頼し、弁護士が代理人となって債権者と交渉を行います。
任意整理を行うと、任意整理以後は利息の支払いがなくなったり、月々の返済額を減らすことも可能です。
おまとめローンなどと同様、返済しやすい環境が整い、あとは弁護士の指示に従って返済をするだけです。
また弁護士が債権者に「受任通知」というものを送りますので、その時点で取り立てがストップします。
すでに返済を延滞していて、借金の取り立てに悩まされている場合には、ぜひ利用したい方法ですね。
任意整理なら裁判所に行く必要もなく、弁護士に任せておけばOK
債務整理と聞くと、ネガティブなイメージを持つかもしれません。
ですが任意整理は当事者同士の話し合いですので、裁判所に行く必要もありません。
さらに弁護士に任せておけば、ほとんど何もする必要もありません。
借金が生活を圧迫してさらに借金が増えそうだという人は、任意整理の検討をしてみましょう。
まとめ 借金の一本化ができないなら債務整理の検討を
100万円くらいの借金になると、しっかりとした計画を立てて返済をしなければ、なかなか完済することができません。
もし複数の金融機関からお金を借りているなら、おまとめローンなどを活用して、借金の一本化を行いましょう。
借金の一本化が出来ないような場合は、債務整理を前提に弁護士に相談してください。
借金と収入のバランスから、最適な債務整理方法を提案してもらいましょう。