すでにある借金の返済のために、別の金融機関からお金を借りて返済に充てるという経験のある人は少なくないはずです。
それがこじれてしまって借入先が3社にまで増えて…。
さらにまた別の金融機関からお金を借りられないか検討している人もいるかと思います。
でもそろそろ本気で借金と向き合わなくては行けないのが、3社からお金を借り入れたときです。
これ以上の借金を重ねることの危険性と、3社の借金を返済する方法を紹介します。

借り入れをしているのが3社くらいまでであれば、まだ借り入れが難しくありません。
しかし4社目以降は審査が厳しくなります。
追加融資を受けにくい借入件数ですので注意が必要です。
3社くらいの借入の場合、コツコツ返済していくという方法もあります。
返済総額が少なくなるのであれば、おまとめローンを利用して返済しましょう。
おまとめローンを利用すれば返済総額が少なくなるだけでなく、月々の返済も楽になります。
お金は何社まで借りることができるのか
銀行や消費者金融などの金融機関は、複数の金融機関からお金を借りている人を嫌います。
例えば1社から100万円借りている人と、3社から合計100万円を借りている人とでは、後者のほうが金銭的に危険な状態にあると考えます。
このため追加の融資も受けにくくなり、審査に落ちる可能性が高くなります。
とはいえ、まったくお金を借りられないかというとそういうわけではありません。
「何社まで」とはいえないけど、次第に借りれなくなっていく
なんと、人によっては5社でも6社でも借りているということもあります。
何社まで借り入れできるかは、金融機関の方針によって変わります。
ある金融機関ではNGでも、他の金融機関であれば審査に通ることもあります。
このため何社までなら借り入れが可能であるかは明言することができません。
しかし、借入件数が多ければ多いほど、お金を借りるための審査は難しくなります。
年収が少ない人や、勤続年数が短い人などは、4社目の審査で審査落ちすることも考えられます。
まだ追加融資を受けられると思っている人もいるかもしれません。
そろそろ追加で借り入れするのが難しくなるということを頭に入れておきましょう。
3社の借金を返済する方法
借入件数が3社くらいであれば、それほど深く考えなくても、きちんと借金と向き合えることができれば返済は難しくありません。
まずは、これ以上の借金はしないということをしっかり決意してください。
借り入れが増えなければあとは返済をしていくだけです。
効率よく返済する方法は、金利の高い借金から先に返していくことです。
金利が高いものはそれだけ利息も多く払わなくてはいけません。
繰り上げ返済を利用して、できるだけ金利の高いものから返済を進めていくようにしましょう。
コツコツ返済していくことが何よりも大事
ただし、同時に3社分の借金を返していくことになりますので、完済には時間がかかります。
だからなかなか減らない借金に、焦りを感じてしまうかもしれません。
すぐに状況が好転することはありませんが、時間をかけてゆっくりと返済を進めるようにしましょう。
同時に生活費を抑えたり、無駄な買い物をしないようにしたり…。
こういった生活の改善を行えば、完済まではそれほど難しくはありません。
支出を抑えながら、コツコツ返済を続けていきましょう。
おまとめローンを利用するメリットはある?
複数社から借金をしている場合は、おまとめローンで返済がよいと言われています。
しかし、3社くらいからの借金の場合は、メリットがそれほど多くないこともあります。
それは借入総額がそれほど多くないようなケースです。
借金総額が100万円以下になるような場合は、借金の一本化をしても金利がそれほど下がりません。
そのため、おまとめローンを利用するメリットをあまり感じられないのです。
おまとめローンのメリット。返済の管理がかなり楽になる!
それではまったくメリットがないかというと、そういうわけでもありません。
借金の一本化を行えば、返済先が1つになるため借金の管理をしやすくなります。
返済日も月に1回になることで、返済そのものも楽になります。
返済総額が変わらなくても、おまとめローンのメリットは確実にあります。
本気で借金を返済したいと考える人は、一本化の検討もしてみましょう。
注意したいのは、一本化した結果、金利が上がってしまうということです。
返済シミュレーションなどを活用して、返済総額が増えていないか確認しながらおまとめローン選びを行いましょう。
返済総額を増やしてまで行うほどの借金ではありませんので、返済に有利になれば利用してみましょう。
まとめ 4社目はおまとめローンの審査を
3社までの借り入れはそれほど無理のあるものではありません。
そこから借り入れが増えていくと、金融機関にしてみれば要注意人物になってしまいます。
できることなら追加融資を受けることなく、このあたりで真剣に借金の返済と向き合うようにしましょう。
3社くらいであればコツコツ返済していくだけでいいのですが、おまとめローンを利用することで借金を有利に返済できる場合は、積極的に借金の一本化も検討してみましょう。