ホストクラブ通いがやめられず、借金が膨れ上がって返せない!
はじめのきっかけこそ友人に連れられてふらっと入っただけだった。
でも、いつの間にかかっこいい男性たちに囲まれて、優しく対応されるのがクセになって、ついつい連日通っている…。
そういう世界に溺れることもありますよね。
そして気づけば、膨れ上がった借金に愕然とする。
ハッと我に返る瞬間かもしれませんね。
こうしたホストクラブにハマってできた借金は、放置しておくとどうなるのでしょうか。
またこうした借金はどのように解消していけばいいのでしょうか?
ハードな風俗に就職して返済しかない!と考える前に少し考えてみましょう。

ホストクラブで借金を重ねると、そのうち消費者金融からは借りられなくなり、最終的には闇金業者などに手を出してしまうことがあります。
そのうち昼の仕事だけでは借金返済が間に合わず、キャバ嬢など風俗などの仕事に就く女性も多いです。
ホストはもう要らない、付き合いを切りたい。
こうした「ホスト依存」を断ち切るためには、以下のような解決策が考えられます。
- 誰かに相談し、他の誰でもない自分の問題だと自覚すること
- ホストや夜の世界について、身の回りから情報を断つこと
- 必要であれば、弁護士事務所に相談したうえで債務整理をすること
詳細は本文を参考にしてください。
ホストクラブで借金を重ねるとどうなる?
2016年12月、アジア最大級のスカウト集団を自称していた会社が摘発されました。
参考:http://www.sankei.com/west/news/161202/wst1612020035-n1.html
恐ろしいことに、彼らは道すがらの女性に声をかけてスカウト。
ホストクラブに通わせて借金をさせたのち、返済のためにAV出演を持ち掛けていたと言います。
このような業者が社会の中で悠然と蔓延っているのは、本当に恐ろしいことです。
しかし、実際にホストクラブに通い、借金をしている方の多くは「借金をまるで他人事のように感じてしまう」と言います。
夜遊びでの借金は、そのままあなたを風俗に呼び込むことになる
ホストクラブなどの非日常的な夜の世界でお金を使い続けて借金…。
すると「風俗嬢」や「キャバ嬢」として働かないと返済できない、という考えに至る方が多くいます。
夜の仕事で働けばそのぶん界隈の事情を知ることができ、ホストクラブにも近づけます。
うまく立ち回れば収入が大きく上昇することでしょう。
また借金の返済が追い付いていなくても、お水の仕事をすればすぐ返せるよ、と言われることがあるかもしれません。
しかし、最終的には夜の仕事にかかりきりなります。
やがて体調を崩したり、闇金に手を出してしまうなど、今よりももっと悲惨な末路を辿ることになるケースもあります。
借金返済のためにキャバ嬢や風俗営業として働くか、消費者金融でさらにお金を借りてしまうのか。
どちらの選択肢を取ったとしても、根本的な解決には至らないでしょう。
まずは身近な人に相談を
- 「夜遊びで作った借金のことなんて誰にも相談できない」
- 「恥ずかしい」
などと思わず、まずは誰かに相談することを考えてください。
実際に事件としてメディアに取りだたされるのはごく一部です。
もっと酷い仕打ちを受けたり、自殺にまで追い込まれてしまうこともあるのです。
最悪の事態になる前に、身近の人に相談してください。
両親や友人、同僚、誰でも構いません。
その方が正しいアドバイスをしてくれたり、絶対の解決策を出してくれるわけではありません。
あなたが直面している問題を、あなた自身が口に出して説明することで、「これは自分のことなんだ」と客観視することができます。
他の誰でもなく、あなたの人生における、あなたの借金だということを自覚したら、それを解決するための行動に移りましょう。
ホストクラブで作った借金を解決する方法
それでは、ホストクラブに通い詰めてできた借金を解決する方法をご紹介していきます。
- 根本的には「情報を断つ」こと
- 取り立てが厳しい時は警察に通報
- 闇金問題、債務整理に強い弁護士に相談する
根本的には「情報を断つ」こと
まずは「ホストクラブに行きたい」という気持ちをシャットアウトする必要があります。
お店情報を載せているSNSから一切手を引いて、連絡先を交換している場合はまるっきり削除してしまいましょう。
最初こそホストクラブに行けない生活は退屈で、飽き飽きしてしまうように感じることでしょう。
普通の男性に魅力を感じることもできず、精神的に苦しい日々が続くことも考えられます。
自制が保てないようであれば、相談を持ち掛けた方に協力してもらって、新しい趣味ややりたいことを探すのもいい手段です。
ギャンブル依存と同じく、ホスト依存もまた、その対象を遠ざけることが重要です。
とにかくホストについての情報を見ない、聞かないようにすることからはじめてみましょう。
取り立てが厳しい時は警察に通報
闇金業者やホストクラブから紹介された消費者金融などから借金をしている場合。
こういった時には厳しい取り立てなど、あなたの命さえ脅かすトラブルに巻き込まれる可能性があります。
借金という弱みに付け込まれ、冷静な判断力を欠いてしまっている場合であっても、身の危険を感じたらすみやかに警察に通報、相談してください。
また厳しい取り立てが行われている時には、その時の状況を録音したうえで持ち寄るとスムーズです。
闇金は「貸金業者として都道府県に登録されていない」違法な業者です。
その多くが定めている年利20%以上の利息は法律違反、処罰の対象です。
金融庁にも闇金専用の通報先をまとめたページが紹介されています。
闇金専門の弁護士事務所も心強い味方となってくれるでしょう。
金融庁HP:http://www.fsa.go.jp/soudan/
闇金問題、債務整理に強い弁護士に相談する
消費者金融、闇金などからお金を借り入れ多重債務。
さらに犯罪やトラブルに巻き込まれている時には、警察に通報することはもちろん、弁護士に相談してください。
ただしどのどこの事務所であってもいい、というわけではなく、弁護士にも専門性があります。
なかでも闇金問題、さらに債務整理を専門にした弁護士に相談するのが望ましいでしょう。
弁護士費用の分割払いが可能な事務所も
債務整理の方法としては自己破産、個人再生、特定調停、任意整理などが挙げられます。
多重債務に陥っている場合には自己破産、個人再生が有力な手続きとなる場合が多いです。
ただし、どちらも裁判所を通した手続きです。
官報に住所氏名が記載されたのち、その後5年間は新たな融資を受けたり、クレジットカードが作れなくなるなどのデメリットがあります。
しかし自己破産は借金がゼロに、個人再生は原則1/5にまで借金を減らすことができます。
またどちらも弁護士に依頼したうえで手続きを取ることになります。
その費用を分割で支払えるように取り持ってくれる事務所も多くなってきています。
- 「相談なんて恥ずかしい」
- 「叱られるのが嫌だ」
こういった意見もありますが、彼らはその道専門のプロですので、怒られたりするようなことはまずありません。
すでにトラブルに巻き込まれている場合でも、勇気を出して行動してください。
まとめ:ホストクラブがなくても生きていけます。依存を断ってみませんか?
根本的な解決策として、「誰かに相談すること」「情報を断つこと」を挙げました。
このどちらもが、ギャンブル依存症の治療でも行われていることです。
ギャンブル依存症は生涯にわたって完治ができません。
克服することはできても、些細なきっかけで再発してしまうのです。
「ホストクラブ依存症」という病気は認められていません。
でも、ホストなしでは生きていけない、という女性は世の中にたくさんいるのではないでしょうか。
「優しい男性たちにちやほやされる素敵な時間に依存し、それを大金で買っている」という事実を、まずは受け入れてください。
それは他でもないあなた自身の問題で、完治することは難しくても、いずれ必ず克服できることです。
人間にとってギャンブルがなくても生きていけるように、ホストがなくても生きていけます。