借金がどんどん膨らんでいき、自分の力では到底返せない金額になってしまう…。
その最終的な解決手段としては「債務整理」がよく挙げられます。
債務整理にはいくつかの種類があります。
なかでも裁判所を通さず、弁護士や司法書士とやり取りして借金総額を圧縮する方法が「任意整理」です。
任意整理には法的効力こそありません。
しかし、債務整理のなかでは最も利用する人が多い方法です。
- 任意整理をしたあとの生活はどうなるのだろう。
- 個人信用情報に傷がついたらどうなるのだろう…。
そんな不安からあと一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は任意整理の経験のあるMさん(仮名)に独占インタビューを行いました。
借金理由や債務整理を行うきっかけ、任意整理にかかった費用など…。
他では絶対に聞けないような具体的なお話を伺うことができました。
このページではその体験談をほぼ原文で掲載し、ご紹介していきます。

インタビューに答えてくれたMさんの借金総額は285万2,728円でした。
しかし、債務整理を依頼したことにより249万8,046円まで減額。
さらに、今後の利息がカットされ、今後利息が膨らむ危険性がなくなりました。
現在毎月の返済額も51,000円となっていて、経済的な負担はかなり解消されたとのこと。
弁護士へ依頼する費用の総額は19万3,893円でした。
契約時にかかった1万円以外は、すべて分割で支払うことになったそうです。
債務整理をするデメリットよりメリットのほうが大きい、と断言されたMさん。
詳細は本文を参考にしてください。
任意整理経験者への独占インタビュー
今回当方のインタビューに快く答えてくれたのはハンドルネームMさん(仮名・37歳)。
任意整理によって借金がどれくらい減額されたのか、1桁代までのリアルな金額を回答して頂きました。
早速インタビュー内容をご紹介していきましょう。
借金理由とその総額について




家族には借金をしていることは秘密にしていました。

では早速ですが、借金の総額と、借り入れ先の金融機関を教えてください。

借り入れ先で分けるとこんな感じになります。

- プロミス 64万9,307円
- 三井住友銀行カードローン 50万6,290円
- アコム 17万4,640円
- 三菱UFJニコス 152万2,491円


はじめは消費者金融や銀行のカードローンから少額を借り入れていたのですが、次第にエスカレートしていって、どんどん負債が膨らんでいきました。
任意整理を決断|きっかけと弁護士への依頼


ただ三菱東京UFJニコスは1か月分滞納していたので、滞納分支払いのための払込用紙が届きました。
未納となっている旨の文書も同封されていました。
まだ「返済が無ければ一括請求する」というような、厳しい内容のものではなく、電話連絡もありませんでした。
任意整理のきっかけ。完済の目処が立たないことに気がついた


しかし、クレジットカードの期限が来たことによる更新に伴い、限度額が大幅に減額され、返済原資を確保することができなくなってしまいました。
そして、延滞が始まるとともに、完済の目途が無いことにも気付き、仮に資金を確保して返済を続けてもいずれ行き詰ると判断し、債務整理を決意しました。

依頼はどちらにされたのですか?

テレビCMや電車の中吊り広告を見て、以前から名前は知っていました。
依頼の決め手と比較したところ。費用は必ずチェックした


比較したほかの事務所は、「司法書士法人新宿事務所」、「司法書士法人第一事務所」、「佐々木総合法律事務所」、「弁護士法人法律事務所ホームワン」、「弁護士法人ベリーベスト法律事務所」です。


地元にも支店があり、直接面談できたことも大きな理由です。
あとはネットで「債務整理 弁護士」、「任意整理 ○○(地元の都市名)」というワードで検索をかけて、同じ事務所で債務整理を行った方の口コミや評価も参考にしました。
任意整理の正式依頼|費用支払いと家族バレを防ぐ方法



- 着手金:14万400円
- 減額報酬金:2万3,617円
- 過払金報酬額:2万9,376円

そして委任契約をした当月から、それまで返済に充てていたお金を弁護士事務所の口座に振込んで積立することになりました。
費用はその積立金から捻出されますので、実質分割払いで支払ったことになります。
着手金については一括でお支払いすると申し出ましたが、弁護士から、一括では無く積立金から分割で充当する旨の説明があり、分割払いでの支払いとなりました。

正式に依頼したあと、取り立てや催促はどうなりましたか?

自宅への訪問はもちろん、電話連絡や郵送物の送付なども一切ありませんでした。
任意整理の家族バレを防ぐためにやった対策とは

何か工夫や配慮は何かされていましたか?

連絡はできるだけ郵送物ではなく、携帯電話にしてもらうようお願いしました。
ところが、「債権者との和解合意書(コピー)だけは郵送が必要」との説明があったため、自宅に郵送されないよう、民間の私書箱をレンタルし、そちらへ郵送してもらいました。


仮に自宅に郵送されても中身を見られさえしなければ、バレてしまうことは無かったかと思います。
任意整理成功!|整理後の借金返済について


次のような結果です。

- プロミス:649,307円→611,131円(-38,176円)
- 三井住友銀行カードローン:506,290円→変わりませんでした
- アコム:174,640円→完済(過払い金136,000円の返還もありました)
- 三菱UFJニコス:1,522,491円→1,516,625円(-5,866円)
- 総額285万2,728円→249万8,046円

三菱UFJニコスからの借り入れはリボ払いの将来利息がカットされたことで減額になったようです。
返済期日も当初より延ばしていただきましたので、心がすっと軽くなったようでした。

その後どのような返済計画を立てられたのでしょうか。


どのような内訳になっていたのでしょうか。


- プロミス:11,000円/56回払い
- 三井住友銀行カードローン:9,000円/57回払い
- 三菱UFJニコス:25,000円/61回払い

弁護士事務所の口座への振り込み期限は特に決められていませんが、毎月末日までに債権者へ送金するため、給料日(毎月15日)後、すぐに振り込むよう言われています。
依頼してよかった…弁護士からのあたたかい言葉に救われた


ですがそのようなこともなく、弁護士や同席していた事務員から、「辛かったでしょう」と温かい言葉をかけていただくなど、本当に親身になって相談に応じてくれたことがとてもありがたかったです。
費用を一括でなく、分割払いできた点も良かったです。
また、過払い金返還交渉や債権者との和解・合意に至るまで、こちらへの連絡もほとんどなく、非常にスムーズに進めていただきました。
手続きにストレスを感じることもなく、お任せして良かったと思っています。
いま、借金で苦しむ方へ|任意整理で精神的な安定を得て欲しい


目前に迫った返済期日をなんとかクリアしても、完済できないままならずっと同じ苦しみが続くことになるんです。


それまでの私は自転車操業だったにも関わらず、「いつか完済できる」と楽観的でした。
しかし支払いを延滞するようになってはじめて、途方もない借金をしていること、とても返済できないことに気が付いたのです。
債務整理によるデメリットもある。けど、メリットのほうがずっと大きい


ですが多重債務で何年も何十年も苦しむより、メリットのほうがずっと大きいはずです。


任意整理を検討している方は、弁護士や司法書士に相談してみてください。
なかでも安心できるのは、やっぱり債務整理経験の豊富な大手の事務所を選ぶことだと思います。


でも、せっかく依頼したのに交渉に手間取ったり、減額幅が小さかったりすれば、委任したメリットも薄れてしまいますから、依頼前の段階で他事務所と比較したり、検討することは大切です。


まずは、自分で行動を起こすことが先決です。
とにかく情報を集め、その中から信頼できる情報を見極めて、自分に合った事務所を選びましょう。

まとめ:任意整理で毎月の返済を楽に。依頼するときは情報を集めて!
今回は債務整理経験のあるMさんに任意整理の体験談を激白していただきました。
300万円近い債務を抱えていたMさん。
某大手法律事務所へ債務整理を依頼した結果、21万8,682円の減額に加え、過払い金13万6,000円の返還もありました。
また最も大きなメリットとしては、毎月の返済額が51,000円となったこと。
毎月借り入れ先に返済する金額に比べても、弁護士事務所への積立として口座に振り込むだけでよくなりました。
これはかなり心労の軽くなる対応ですね。
そんなMさんは、現在も借金返済中。
家族への配慮や継続した返済など不安要素は残ります。
しかし、債務整理をする前と今とでは、きっと見える世界が違うことでしょう。
任意整理をすることによるデメリットよりもメリットのほうが大きいと断言したMさん。
いまも借金で苦しんでいる方は、まずは無料で借金がどれくらい減るのか、本当に債務整理ができるのか相談してみてくださいね。