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借金で死にたい人へ|借金苦で自殺が頭をよぎった時にやるべきこと

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借金で死にたい

最初は少しだけ、と思っていた借金が次第に膨らんで、もはや自分ではどうしようもなくなった。

でも誰にも迷惑をかけたくないから相談することもできない。

こんな自分はどうして生きているんだろう…。

暗い気持ちになってしまう方の中には、自らの死を考えてしまう方も少なくありません。

度重なる借金で頭が回らなくなり、現実逃避のために一番楽になる方法として「いっそ死んでしまおう」と自殺を考える。

 

このページではそんな気持ちが少しでも楽になる方法や、具体的な改善策などをまとめています。

また、借金を抱えて死んでしまいたい、と気持ちを経験したことのある20人にアンケート調査を実施。

当時の詳しい状況やアドバイスなども伺いましたので、併せてご紹介していきます。

 

このページでわかること

多重債務を苦に自殺をした人は、平成28年度で604人という統計が出ています。

アンケート結果では自殺未遂の経験のある方は4人いました。

借金の総額はいずれもバラバラで、借金額にかかわらず、「死んでしまいたい」という衝動に駆られてしまう方はいるということがわかります。

働きながら返済を続けたり、おまとめローンを利用する方もいます。

しかし心や体を壊してしまっている場合には、まずはできることから少しずつはじめていくようにしてください。

アンケートを取った20人のうち、9人もの方が債務整理をして借金を清算されています。

詳しくは本文を参考にしてください。

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多重債務で自殺を考える|借金の額は関係ありません

厚生労働省が発表した資料によると、平成28年年間の累計自殺者は21,764人。

そのうち604人の方が「負債(多重債務)」が原因での自殺をしているということが明らかになっています。

参考:

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jisatsu/jisatsu_year.html

 

借金で自殺を考えてしまう方にとって、借金の額は関係ありません。

例え30万円でも1000万円であっても、負債を抱える苦しみは本人にしか理解することができないのです。

今回実施したアンケート結果では、「自殺未遂の経験がある」と回答された方は20人中4人いました。

しかし、いずれの方の借金総額もバラバラでした。

ちなみに今回のアンケートでの借金総額の平均は387.2万円、最低額が30万、最高額は約3500万円となっていました。

また借入先は1社だけではありません。

数社から借り入れては、返済に充てる多重債務に陥っている方が多く見られ、最高11社からお金を借りていた、という方もいらっしゃいました。

 

借金をした理由|ギャンブル・生活費が大半を占める

このような借金地獄に陥ってしまう方は、最初は些細なきっかけでお金を借り入れた、という方がほとんどです。

10数年前のことですが、パチスロの攻略法に踊らされ、数十万円を借りたのが最初でした。

そのあと、振り込め詐欺の電話に騙され、誰にも相談することができないままお金を借り、ひたすらに返済を続けていました。

(30代の男性・会社員)

社会人1年目、事前に会社から言われていた給料額が大きく違っていて、生活費が足りなくなってしまったときに借金しました。

また運転免許を取らなくてはならず、そっちでも借り入れをしました。

(20代の男性・会社員)

わたしは生命保険会社に勤めていたのですが、上司からあらゆるものを買うように強制されていました。

契約のためとか、身だしなみを整えろとか、気が付けば何のために働いているのかわからなくなるほどたくさんのものを買い込んでいました。

それらをすべてリボ払いにしていたら、だるま式に借金が増えていきました。

(30代の女性・主婦)

 

最初にお金を借りてしまう理由は様々です。

ただやはり、ギャンブルやショッピングなどが原因となっていることが多い傾向にあることがわかりました。

どんなに小さな借金であっても、それが次第に膨らんだり、生活が困窮して返せなくなっていくことは大いに考えられます。

そうした中で「死にたい」と感じる瞬間もまた、人によって異なります。

ではそうした死の衝動に苛まれてしまったとき、どのような行動を取ればよいのでしょうか。

 

「死にたい」そんな時にあなたが考えることはなんですか?

借金が返せなくて、もういっそ死んでしまいたい。

そう思ったとき、どのような行動を取るべきなのか。

アンケートの結果から少しずつ追いかけていきましょう。

 

死への衝動で、遠くの土地に逃げました。

まったく知らない土地で、すべてを忘れて1から生活を再建しようと考えました。

とにかく何もかも忘れようと思いました。

(30代の男性・会社員)

とにかく、家族やペットのことを考えました。

自分を必要としてくれている人のことを考え、それでもダメなときは、事業がうまくいったときのことをイメージし、心を落ち着けるよう心掛けました。

(50代の男性・自営業)

 

このほかにも以下のような回答がありました。

  • 両親や友人などに相談した
  • 自分の好きなことをして現実逃避をした
  • 心療内科を受診した
  • 働き続けることで死の衝動から逃れた

とにかく借金のことを全く忘れて、極力考えないよう努めたという話が多くありました。

相談し、苦労を共有できる誰かがいればよいのですが、やはり借金については話し出しにくい話題です。

 

相談して傷つくなら意味がない。自分の苦しい気持ちを吐き出す場所を選ぼう

誰かに相談して、「借金で死にたいなんて…」という言葉が返ってくるようでは本末転倒です。

本当にどうにもならない、どうしようもない時に、世間的な正論を並べられても困ってしまいます。

自分にとっては「よく頑張った」ことでも、他人にとっては「その程度」と捉えられてしまうこともあります。

 

借金のことで誰かに相談したいけど、周囲の誰にも言えないから、あえてネットに吐き出している方も多いと思います。

そんな必死な声に答えているのは、顔も知らない、名前もわからない、悪意の有無も定かでない匿名の声です。

検索をかけても分かる通り、彼らの厳しい言葉が並んでいます。

情けない、笑わせるな、自業自得、しょうがない、恥ずかしい……。

そんなものに目を向けて、それ以上傷つく必要は一切ありません。

いまはあなたの「死にたい」という気持ちを、一時的にでもどこかへやってしまうことだけ考えましょう。

何かができるような心の状態になってから、次のことに取り組めればOKです。

 

心が折れそうな自分を救った言葉とは?

自分ひとりで折れないよう気持ちを強く保つことには限界があります。

そんなとき、気が楽になったり、励ましになった言葉をアンケートの中で伺いました。

 

「今は頑張らなくてもいいんだよ。人間休む時期があってもいい、そのあとにジャンプすればいい」

(40代の男性・会社員)

相談窓口で、「借金問題は必ず解決しますよ」と言われました。
面と向かっていたこともあってか、本当に気が楽になりました。
(40代の男性・会社員)
あまり先ばかりを見据えず、今自分ができること、やらなければいけないことにとりあえず手をつけて、そのあとで考えるようにしています。
(30代の男性・会社員)

 

本当に死にたいと思っているときには、誰のどんな姿や言葉でも何の感慨も浮かびません。

誰かに相談しても一般論・正論しか返ってこないときには、外部からの情報を完全にシャットダウンしてしまうのも一つの手段です。

借金問題はいますぐに解決し、スッキリできるような簡単な問題ではありません。

体や心が疲弊したときには、時間の経過や睡眠が特効薬になることもあります。

眠れないなら眠らなくても大丈夫です。本を読んだり、簡単なゲームをして過ごしても構いません。

厳しい取り立てに悩んでいたり、家の中にいることさえ辛い、というときには、借金問題を専門に扱う無料の相談窓口まで足を運んでみてください。

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死にたい衝動から解放されるには、心のケアを

しかし、どうしても誰かに聞いてほしい、話すことで少し楽になる、というタイプの方もいます。

借金のようなお金の問題は、どんなに信頼している家族や友人であっても切り出しづらい話題です。

たとえ話したとしても、かえって追い込まれるような言葉を言われることもあるでしょう。

もちろんそれでは逆効果ですし、さらに直接的な死をイメージしてしまうことに繋がりかねません。

ネット上で相談するにも限界があり、心のない批判を受けてしまうことも多いです。

このように周囲の人に迷惑をかけたくない、話したくない…。

そんなときには、「いのちの電話」を利用してみませんか?

 

「いのちの電話」はどんなことをしてくれるの?

「いのちの電話」という名前自体は知っていても、どのようなサービスなのか知らない、という方もいるかもしれません。

いのちの電話は、24時間365日、いつでも電話相談を受け付けている一般社団法人です。

主に資金ボランティアによるサービス提供がなされています。

いのちの電話のサービス内容は、「自殺志願者の心のケア」の一点のみです。

電話を取る人によって対応に差はあれど、決して責め立てたり、踏み込んだアドバイスをするようなことはありません。

家族でも知人でもない、見ず知らずの方が、ただただ聞き役に徹してくれるのです。

 

ただし繋がりにくいことも。ネット相談サービスが試行中です

いのちの電話サービスでは、相談数に比べて常駐する相談員が減少傾向にあることが報道されています。

今現在も電話に繋がりにくい状態が続いており、時間帯によっては全く繋がらないこともあるようです。

このため、いのちの電話連盟公式HPでは、ネット相談サービスを試行している段階です。

言葉では説明し辛いことや、自分の中で文章にしたほうが整理のつきやすいことなどは、専用のフォームから相談してみてください。

 

死んでも解決しない借金もある。楽になるのは本人だけかもしれない

冒頭でもお話したとおり、平成28年度の自殺者のうち、604人の方が「負債(多重債務)」が原因で自殺しています。

彼らは度重なる催促の電話や厳しい取り立てで、もう死んだほうがいいと考えた方がいたかもしれません。

しかし、たとえ自殺しても、借金がそのものが消えてなくなってしまうわけではないのです。

 

債務者本人が死んでも保証人に請求が移行する

債務者本人が自殺したとしても、遺族や保証人に対して請求が止まることはありません。

特に身内に保証人(連帯保証人)がいる場合には、債務の支払い義務がその保証人に移行することになります。

残された親やパートナー、そして子どもは、債務者本人の死と同時に、借金まで背負うことになるのです。

 

自殺の場合、生命保険が降りない場合がある

保険法第51条第一項には、「被保険者が自殺をしたとき」、死亡保険契約の保険者は保険給付を行う責任を負わない、としています。

つまり自殺の場合、たとえ死亡保険に入っていたとしても、保険会社は保険金を支払う責任がない、ということです。

ですが自殺して保険金が全く支払われない、というわけではありません。

保険契約を結んでから3年以上経っていることを前提に、

  • 生命保険の保障金を目的とした自殺でない場合
  • 仕事のストレスなどで精神を病み、正常な判断ができる状態ではなかった場合

上記のようなケースにおいては、保険金が支払われることになります。

例えば、「保険金が降りれば借金が返せる」などとして、自殺直前に保険に加入したとしても保険金はおりません。

また、うつ病などを隠して保険に加入する告知義務違反、その他の犯罪行為をしている場合にも、保険金が降りることはありません。

 

ヤミ金からの借入がある場合、遺族が危険にさらされる場合も

闇金業者からの借金を苦に自殺した場合には、より一層危険度が高まります。

ヤミ金は違法な取り立て、脅迫や恫喝を繰り返し、債務者本人を追い込んでいきます。

債務者本人が自殺したからといって、彼らの取り立てがすっぱり終わるなんてことはありません。

債務者本人が死んだとわかれば、残された家族や友人に対して同じことを繰り返すのみです。

確かに自殺した本人は楽になるかもしれませんが、その死はあなただけに留まらず、残された遺族にも蔓延してしまう恐れがあるのです。

 

死んでしまいたい時の借金の返済方法

少し心が落ち着いて、借金を少しずつでもいいから返していこう。

そんな気持ちになったとき、どのようなことをするべきなのでしょうか。

経験談から得られた対処法は大きく分けて次の2つです。

  • おまとめローンを利用する
  • 債務整理を行う

 

働きながら返済を続ける|おまとめローンを利用する

働きに出られる方は、日々の収入の中から地道に返済を続けているようです。

債務整理をするかどうかの基準のひとつとして、「月々ムリのない返済額で支払い続け、3年間以内に完済することができる金額かどうか」というラインが度々挙げられます。

数社からお金を借り入れている場合はおまとめローンを利用したり、繰り上げ返済をしていくことで返済期間や利子を圧縮することができます。

自分の抱える負債からは目を背けてしまいたいと思いますが、ゆっくり少しずつ手続きを進めていってください。

現在の職場では給料が変わらず、借金は少しずつ増えていく一方です。

整理する事で金利を抑えられるとアドバイスを受けたので、債務は1社にまとめました。

また、今春より職場を変える事にしました。

大幅に給料が上がるため、地道に少しずつ返済していくつもりです。

(20代の男性・会社員)

 

債務整理を行う

アンケートに答えて頂いた20人のうち、実に半数近くの9人の方が「債務整理をした」と回答されました。

債務整理には任意整理、自己破産、個人再生、特定調停など種類があります。

それぞれ債務者の状況によって取るべき手続きは異なります。

また個人での手続きは困難であるため、弁護士や司法書士などに相談するのが一般的です。

まずは、市や県が設けている無料の相談窓口に足を運ぶことが大きな第一歩となるでしょう。

しかし、心や体がつらいときには決して無理をしないでください。

各手続きについて調べたり、必要な書類を探してみるなど、できることから少しずつはじめていってください。

 

最終的に任意整理をしました。

ただ任意整理をしたあともいくらか残ってしまいましたので、弁護士費用を支払ったあと、残った分の借金も完済しました。

最初に弁護士に相談したとき、不思議と気持ちが楽になったのを感じました。

それまで誰にも言えなかったので泣けてきました。

(30代の女性・会社員)

 

まとめ:誰かと比較せず、第一歩を踏み出そう

多くの人が抱えている

いっそ死んでしまいたい、と抱えた気持ちをどう昇華したらいいのかわからない方々は、もうそれ以上苦しむ必要はありません。

確かに人に知られれば恥ずかしく、自分に生きている価値などないと考えてしまうことでしょう。

しかし、借金理由も、総額も、家族や友人がいるかどうかも、人によって千差万別です。

誰しもに共通する解決策などはありません。

他の人の人生と比較したり、誰かの姿を見てそれを倣おうとする必要はありません。

まずはなんでも構わないので、自分にできることを一つずつこなしていってください。

資料を集めたり、家の中にある明細をまとめたり、債務整理について調べたり。

その中でわからないことが出てきたら、相談窓口に電話したり、実際に窓口まで足を運んだり。

ゆっくりと、少しずつできることを増やしていきましょう。

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