電信柱などに貼られている「ブラックでもOK!」「柔軟審査」とかかれた広告を目にしたことはありませんか?
そういった張り紙は、テレビCMや街頭広告などでよく見かける大手消費者金融カードローンとは違います。
国から貸金業者としての営業許可を受けていない、「闇金業者」である可能性が高いです。
法外な利息でお金を貸し付けて、返済期限に間に合わないようであれば、更に他の闇金からお金を借りさせ…。
あっという間に多重債務の罠に陥れられてしまいます。
また法律では禁止されている自宅前での座り込みや、恐喝を含めた暴力的な催促を受ける危険もあります。
これらのような被害を防ぐには、まず闇金を利用しないことが第一です。
しかし、闇金であるということを知らないままお金を借りてしまったら…。
またすでに多重債務に苦しめられている場合にはどのように対処すればよいのでしょうか。
今回は闇金を利用したことのある方20名にアンケートを実施。
その生々しい体験談や債務からの脱出方法などを伺いました。

闇金への入口は、インターネットや電信柱の広告、ダイレクトメールなど多岐にわたります。
当サイトが独自に調査したアンケート結果によると、闇金からの借金総額の平均は46.8万円でしたが、最高額は430万円と非常に高額でした。
ほとんどの方が弁護士など専門家に相談して闇金問題を解決しています。
ただその後も融資勧誘の連絡が1か月~半年以上続く場合もあるようです。
このような事態に巻き込まれたら、すみやかに無料で相談できる窓口へ足を運んでください。
詳細は本文を参考にしてください。
闇金を利用した理由|違法業者と知りながら借りるケースがほとんど
電信柱に貼られた張り紙のほかにも、闇金を利用する入り口は私たちが意識しないだけで実は至る所に落ちているのです。
使ってはいけないとわかっていても、お金がなくてパニックになったり、冷静な判断力を失っているときに、藁にもすがる思いで頼ってしまいます。
まずは、闇金を利用するきっかけとなった話を伺っていきましょう。

当時は他の消費者金融等を利用することができませんでしたので、闇金だとわかっていても利用せざるを得ませんでした。
(40代の男性・会社員)

(30代の男性・パート)

10年くらい前に利用した。
(30代の女性・会社員)
上記の他にも、以下のような回答がありました。
- 友人や上司から紹介を受けた
- 携帯電話にいきなり知らない番号から電話があった
- ダイレクトメールから知り、お金を借りた
- 雑誌に乗っていた広告が闇金だった
- インターネット上のホームページから借りた
いずれも手の届きやすいきっかけである場合が多く、闇金だとわかっていても借りた、という方も少なくありませんでした。
闇金の入り口は本当に身近に潜んでいることがわかりますよね。

(40代の主婦)
上記のようなお話もあることから、彼らは常に借金をしている人の特徴やデータを注視しているということがわかります。
090から始まる電話番号に要注意!
冒頭でも挙げたような電信柱に貼られた広告や、郵便ポストへのDMで「090」から始まる電話番号が記載されているものがあります。
そこに書かれた「即日融資!お電話はこちら」という字面に踊らされてはいけません。
なぜなら、貸金業には固定電話が必須だからです。
これは法律によって定められていますので、れっきとした違法行為になります。
090や080からはじまる番号は当然携帯電話の番号ですから、正規の貸金業者でないことは明らかです。
絶対に利用しないようにしましょう。
完済できたorできなかった?|借金総額と利用目的
すぐ手のつけられる場所、目につくところにあるからこそ、縋ってしまうのが闇金です。
20人の借金総額の平均額は46.8万円。
10万~30万円を借り入れている方が多く見られました。
最高額はなんと430万円にものぼる方もいらっしゃいました。

以下はお金を借りることになった理由の多かったものです。
- 生活費のため
- 他の借金やローンを返済するため
- ギャンブル・パチンコ・競馬の軍資金
- 学費・家賃のため
- 遊興費のため
特に女性の場合は、足りない生活費を補填するためにお金を借りる方が最も多いようです。

(30代の女性・会社員)
こうしてすぐにまとまったお金を手に入れられる、という安心感とは裏腹に、返済に苦しんだ方がやはり多かったようです。
今回アンケートにご協力いただいた20名のうち、完済できた方は…
- 完済できた:11名
- できなかった:9名
このように、ほぼ五分五分の状態であるといえます。
そもそも闇金からの借金は返済する必要があるのか?
ですが、闇金融から借り入れたお金を返済する必要があるのでしょうか。
結論から言えば、闇金業者からの借金を返済する必要はありません。
正規の貸金業者では、利息制限法によって上限年率15~20%以内での貸付が行われています。
これは金融庁HPでも確認でき、その貸金業者がきちんと登録されているかどうかを確認することもできます。
たとえば、闇金などで利用されるいわゆるトイチと呼ばれる利息を年利に直すと、なんと365%にもなります。
利息が年利109.5%を超過している場合、出資法違反として借り入れ契約そのものが無効となります。
契約無効となれば利息、元金も、返済する必要は全くありません。
現に返済をしなくてもよいとする判例はたくさん出ています。
また、違法な業者には厳しい刑事罰が科せられることになります。
- 20%超過の場合:5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金
- 109.5%超過の場合:10年以下の懲役、もしくは3000万円以下の罰金
さらに正規登録がなされている業者の場合、営業停止処分、登録抹消となります。
とはいえ、「闇金からの借金は返さなくてもいいから」と業者に訴えても、受け入れてくれるようなヤミ金融はないでしょう。
むしろ返済しなければ取り立てはエスカレートし、周囲にも嫌がらせの危害が及ぶことにも発展しかねません。
また、「返さなくてもいい」と知っていながら闇金に融資を受け、返済しなければそれは詐欺行為にあたります。
こうなれば、闇金業者側から訴えられるというとても危険な状態になってしまいます。
どちらにせよ、闇金を利用しないに越したことはない、ということです。
闇金からの脱出|借金の返済から縁切りまで
では、こうして闇金からお金を借り入れてしまった方々はどのように返済したのでしょうか。
また、どのようにして闇金との縁を切ることができたのでしょうか。
大きく分けると次の3つになります。
- 専門家に依頼して解決した
- 家族に頼んで全額を支払った
- 返済できず、家を捨てて逃亡した
専門家に依頼して解決した
闇金問題から縁を切るうえで、一番効果的な解決策はやはり専門家に相談、依頼することです。
闇金を専門に扱う弁護士や司法書士、相談窓口を積極的に利用してください。

8ヶ月ほどそんな生活をして、これ以上はさすがに無理だと判断して弁護士に相談したところ、すぐに和解となりました。
(40代の男性・会社員)
家族に頼んで全額を支払った
専門家に依頼するのが躊躇われる方は、両親や友人などに理由を説明し、お金を借りて返済してください。
しかし全額返済を終えてもすっぱり縁を切れるというわけではなく、その後も追加融資の案内などが度々あるようですので注意してください。

しかし実際には金利分しか支払えておらず、永遠に返済し続けなければいけない仕組みになっていました。
貯金もなく、結局親から借りて全額返済することに。
返済後も、しばらくは電話がかかってきていました。
(30代の男性・パート)
返済できず、家を捨てて逃亡した
誰にも相談できず、頼る当てもない。
追い詰められる前に相談窓口へ足を運ぶことが重要です。
しかし、アンケート調査結果の中には嫌がらせに耐え切れずに遠方へ逃げた、という方もいらっしゃいました。

自宅まで催促にきたり、職場にまで押しかけてきて…結局仕事も家も引き払って遠方へ逃げました。
それきり返済していません。
(30代の女性・パート)
たしかに返済はなくなりますが、家、財産、仕事、人間関係など、借金と引き換えに失うものが大きすぎます。
借金が原因で夜逃げしたという人については、別ページにまとめてありますので、こちらも参考にしてください。
闇金と今後一切の縁を切るなら、法的手段しかない
最終的には弁護士や司法書士、闇金問題解決までをサポートする民間団体への相談がカギとなっているようですね。
専門家や相談窓口に相談した方のほとんどが、闇金業者との縁切りまできちんと済んでいるのが特徴的です。
相談しなかった方は、1年以上に渡って追加で融資をしないかと勧誘があったと回答された方がほとんどでした。
一度闇金に個人情報を明け渡してしまえば、裏ですべて共有され、あらゆる金融機関から融資勧誘の連絡が来ることになります。
これらは一切無視、応答しないことが鉄則です。
また早い段階で専門家や法務事務所へ相談、交渉を依頼することで、上京の悪化を防ぐことになるでしょう。
経験談インタビュー|闇金業者との生々しいやり取り
最後に、闇金業者に借り入れた経験のある20代の男性にインタビューをすることができました。
質問形式で全文を掲載していきましょう。
闇金体験談。生々しい当時の状況や嫌がらせを告白




当然そのような利息を払えるわけがありませんでした。


ただ、暴力的なことはされませんでしたので、それだけは不幸中の幸いだと思います。

家族や周囲にも影響…弁護士に相談して無事解決

家族に被害が及ぶことだけは避けたかったので、当時は一刻も早く解決したかったです。


相談した理由は、昨今過払い金請求の広告などをよく目にしていたため。
もしかしたら闇金業者とのトラブルを抱えた自分でも相談できるのでは、と考えたからです。


弁護士と交渉委任状を交わすことで、これ以上私自身や近辺者に対して深入りを許さないという手段でした。




結局元本は返済しませんでしたが、これ以降闇金業者から連絡が来ることはありませんでした。
まとめ:恥をしのんで相談した人だけが本当に楽になる
このように、闇金問題を専門とする司法書士や弁護士に相談することで、解決への糸口を見つけられる方は多数いらっしゃいます。
闇金から借りて、クビが回らないという悩みを、赤の他人にするのはとても抵抗があることだと思います。
しかし、恥ずかしさや面倒臭さを乗り越えて、相談した人だけが本当の安息の日々を得ています。
逆に言えば、闇金から逃げた、踏み倒したという人は、いつヤミ業者に見つかるかもしれないという恐怖に怯えながら生き続けることになります。
残りの人生の長さを考えれば、それはあまりにも辛いことですよね。
闇金問題を相談、依頼をするときには、一般の債務整理を専門とする窓口では歯が立ちません。
闇金を専門にしている無料の相談窓口を活用することで、その後の融資勧誘の連絡を絶ち、以降の接触を完全にシャットダウンすることも可能です。
闇金からの借金で頭を悩ませているときには、すみやかに相談してみてください。救いの手はあなたを見放しません。
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